皮膚の仕組み
皮膚のしくみ化粧品や治療法、美容食品や美容機器などお肌に関する情報は氾濫しています。時間と労力を浪費しないように、正しい知識を身につけ、自分自身で判断できるようになりましょう。この講座ではお肌に関する基本的な知識をやさしくわかりやすく解説していきます。
第1講座 お肌の構造
- 1-1 お肌の3層構造
- 1-2 表皮の4層構造
- 1-3 最上部バリア層
- 1-4 垢の一生
- 1-5 バリアを作る3つの原料
- 1-6 正常なお肌の状態
1-1 お肌の3層構造
皮膚とは上から表皮(ひょうひ)、真皮(しんぴ)、皮下組織(ひかそしき)の3層構造になっています。
表皮は約0.2mmの厚さがあり、詳しくは事項で説明します。
上部写真では最上部紫色の点々から上のところです。
真皮は約2mmの厚さがあり、神経細胞や血管、汗腺、毛根等の組織があります。
上部写真では真中のピンク色のところです。
皮下組織はいわゆる皮下脂肪でご存知のとおり厚さは人それぞれです。
上部写真では最下部のオレンジ色のつぶつぶのところです。
1-2 表皮の5層構造
表皮は上から角質層(かくしつそう)、透明層(とうめいそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)の5層構造になっています。
1-3 最上部バリア層
最上部表皮角質層の上は目には見えない皮脂膜という膜に被われ、弱酸性に保たれ、ウイルスやバクテリアなどの侵入を防ぎ、紫外線の影響を抑えています。
1-4 垢の一生
今日剥がれ落ちた垢の一生を見てみたいと思います。タイムマシンに乗り28日間さかのぼります。垢は勤めを終え剥がれ落ちた角質細胞なのです。
28日前 基底層の母細胞から分裂して娘細胞が誕生しました。
14日前 娘細胞は14日間かけて、有棘層、顆粒層、透明層を通り熟成されて核が喪失してきれいな角質細胞になり、角質層の一番下に到達します。
今日 角質細胞はまた14日間かけて順番に角質層を上行しその勤めを終え剥がれ落ちていったのです。
角質細胞の一生は28日
1-5 バリアを作る3つの原料
毛孔から出る皮脂(ひし)と、角質細胞の間をうめている細胞間脂質(セラミド)、汗孔から出る水分の3つが適切に混ざり合うことにより正常な皮脂膜が作られます。
皮脂膜の原料は皮脂・セラミド・水分
1-6 正常なお肌の状態
皮脂膜がきちんと作られ角質層を被っている。
皮脂膜がきちんと作られ角質層を被っている。
乾燥して粉がふくようになっていたら要注意!
角質層がきちんとサランラップ状に形成されている。
ポテトチップ状にまくれているようなら要注意!
第2講座 毛穴の構造
- 2-1 毛穴の種類
- 2-2 毛穴の機能
- 2-3 毛漏斗
- 2-4 脂腺
2-1 毛穴の種類
毛穴は正式には毛包(もうほう)といい、毛の型、うぶげ・軟毛・終毛により以下の3つに分類される。
脂腺性毛包
軟毛性毛包
終毛性毛包
この中で脂腺性毛包には大きな脂腺がついており、全身の中でも顔面・前胸部・背中中央部にあり、ニキビができやすい部位になっている。
2-2 毛穴の機能
毛を作ることと皮脂を排出することがおもな役割です。
2-3 毛漏斗(もうろうと)
毛穴の入り口から脂腺出口のところまでのこと。
表皮から続く角質層が入り込んでいるので、角質細胞がはげて中に落ちたり、硬くなったり(角化)しやすい。
2-4 脂腺(しせん)
皮脂膜(やさしい皮膚生理学講座の第1講座参照)の原料となる皮脂を作って分泌するところ。
